久しぶりに本を読みたくなったけれど、読書におすすめの本を調べると候補が多すぎて、結局どれが自分に合うのか分からなくなっていませんか?
この記事では、読書におすすめの本を、感動できる小説、ミステリー・エンタメ、ファンタジー・歴史、教養・ビジネス、読書術の本の5つのジャンルに分けて紹介します。
読み終えるころには、自分の好みに合うジャンルと最初の一冊が決まり、次の休みにすぐ読み始められるようになります。
読書におすすめの本は「多くの読者に支持された本」から選ぶと外れにくい

読書におすすめの本に迷ったら、本屋大賞の受賞作のように多くの読者や書店員に支持された本から、自分の好きなジャンルのものを選ぶのが外れにくい方法です。
本屋大賞は、全国の書店員の投票で「いちばん売りたい本」を選ぶ賞で、公式サイトで歴代の受賞作を確認できます。
この記事で紹介する小説の多くは、本屋大賞の受賞作やノミネート作です。
書名・著者・出版社は、本屋大賞の公式サイトや図書館の書誌データベース(CiNii Books)などで確認したものだけを載せています。
文庫版が出ている作品も多いので、手に取りやすい形で探してみてください。

心に残る小説のおすすめ|感動・青春・お仕事

まずは、読み終えたあとに温かい気持ちになれる小説を紹介します。
小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社)
記憶が長く続かない元数学者と、その家に通う家政婦、その息子の3人の交流を描いた物語です。
数学の話が出てきますが難しくはなく、数字を通して人と人がつながっていく様子が静かに心に残ります。
2004年の第1回本屋大賞の受賞作です。
恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)
高校生たちが夜通し歩く学校行事の一日を描いた青春小説です。
ただ歩くだけの時間の中で、それぞれが抱えていた思いが少しずつ見えてきます。
三浦しをん『舟を編む』(光文社)
出版社で新しい辞書づくりに取り組む人たちを描いた、いわゆるお仕事小説です。
言葉を一つずつ集めて説明していく地道な仕事の面白さが伝わってきます。
宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋)
ピアノの調律師を目指す青年の成長を描いた物語です。
音を言葉で表す描写が美しく、静かな文章をゆっくり味わいたい人に向いています。
瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)
何度も親が替わりながら育った女の子と、彼女を大切に思う家族を描いた物語です。
家族のかたちについて考えさせられながらも、読後感がやさしい一冊です。
ミステリー・エンタメのおすすめ|先が気になって止まらない

読書に慣れていない人でも一気に読みやすいのが、ミステリーやエンタメ小説です。
湊かなえ『告白』(双葉社)
ある教師の告白から始まり、章ごとに語り手が変わっていくミステリーです。
重いテーマを扱っているので、明るい話を読みたい気分のときは避けたほうがいいかもしれません。
伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』(新潮社)
身に覚えのない大事件の犯人にされた男の逃亡劇を描いた作品です。
スピード感のある展開で、映画のように読み進められます。
東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館)
1話ごとに事件が解決する連作ミステリーで、登場人物の軽快な掛け合いが楽しめます。
短い話が続くので、すき間時間に読みたい人にも向いています。
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)
自分の道をまっすぐ進む主人公・成瀬あかりと、彼女を見守る人たちを描いた連作短編集です。
2024年の本屋大賞の受賞作で、明るい気持ちで読み終えたい人におすすめです。

あわせて読みたい:読書初心者におすすめの本と選び方|何を読めばいいか迷う大人の読書入門
ファンタジー・歴史小説のおすすめ|別の世界にひたる

現実とは違う世界や、昔の時代を旅したい人には、ファンタジーや歴史小説がおすすめです。
辻村深月『かがみの孤城』(ポプラ社)
学校に行けなくなった中学生が、鏡の向こうにある不思議な城に招かれる物語です。
10代の読者にも大人の読者にも読まれている作品で、2018年の本屋大賞を受賞しています。
上橋菜穂子『鹿の王』(KADOKAWA)
架空の国を舞台に、謎の病をめぐって人々の運命が動いていく壮大なファンタジーです。
長い物語なので、じっくり読みこみたい人に向いています。
冲方丁『天地明察』(角川書店)
江戸時代に新しい暦づくりに挑んだ人物を描いた歴史小説です。
歴史に詳しくなくても、何かに打ち込む主人公の姿に引きこまれます。
教養・ビジネスのおすすめ|考え方が広がる本

小説以外で、読書の楽しさを味わえる教養書やビジネス書も紹介します。
ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』(河出書房新社、柴田裕之訳)
人類の歴史を、石器時代から現代まで大きな流れでとらえ直した本です。
上下巻と分量はありますが、歴史の見方が変わる面白さがあります。
ハンス・ロスリングほか『FACTFULNESS』(日経BP、上杉周作・関美和訳)
データをもとに世界を正しく見る習慣について書かれた本です。
思い込みで判断してしまうクセに気づかせてくれる一冊です。
岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)
アドラー心理学の考え方を、哲学者と青年の対話の形で紹介した本です。
会話文で進むので、自己啓発書を読み慣れていない人でも読みやすい構成です。
教養書やビジネス書は、全部を理解しようとせず、気になった章から読んでも十分に得るものがあります。
読書術の本のおすすめ|読み方そのものを学ぶ

読書の本、つまり「本の読み方」について書かれた本を読むと、ほかの本の読み方も変わってきます。
M.J.アドラー、C.V.ドーレン『本を読む本』(講談社学術文庫、外山滋比古・槇未知子訳)
本を理解しながら読むための方法を、段階を追って説明した読書術の本です。
読書術の本のおすすめとして、長く読み継がれている定番の一冊です。
齋藤孝『読書力』(岩波新書)
読書でどんな力が身につくのか、どう読めばいいのかを語った本です。
加藤周一『読書術』(岩波現代文庫)
精読・速読・読まない読書術など、目的に合わせた読み方を紹介した本です。
読書術の本の選び方は読書術は加藤周一に学ぶ|6つの読み方と読書術の本のおすすめ・名著でくわしく紹介しています。

よくある質問

読書のおすすめ本はどうやって選べばいい?
まずは好きな映画やドラマに近いジャンルを決め、その中で本屋大賞の受賞作など評判のいい本から選ぶと外れにくくなります。
試し読みで文章が合うかを確かめるのも大切です。
読書初心者にもおすすめの本は?
短い話が続く連作短編集や、展開の速いミステリーが読みやすいです。
この記事では『謎解きはディナーのあとで』や『成瀬は天下を取りにいく』が当てはまります。
読書本とは何ですか?
一般的には読書に向いた本全般を指しますが、「読書の仕方について書かれた本」の意味で使われることもあります。
読み方を学びたいなら、『本を読む本』などの読書術の本がおすすめです。
小説とビジネス書はどちらがおすすめ?
楽しみたいなら小説、仕事や考え方のヒントがほしいならビジネス書と、目的で選んでかまいません。
交互に読むと、頭の使い方が変わって飽きにくくなります。
分厚い本でも読み切れる?
上下巻や長編は、1日に読むページ数を決めて少しずつ進めると読み切りやすくなります。
不安なら、まずは短い本で読み切る経験を積んでからにしましょう。
おすすめの本はどこで買うのがいい?
書店で実物を手に取るほか、図書館で借りて気に入った本だけ買う方法もあります。
電子書籍の試し読みを使えば、買う前に文章を確かめられます。
まとめ:読書のおすすめ本は好きなジャンルの一冊から

| 読みたい気分 | おすすめの本 |
|---|---|
| 心温まる話 | 『博士の愛した数式』『そして、バトンは渡された』 |
| 一気に読みたい | 『ゴールデンスランバー』『謎解きはディナーのあとで』 |
| 別の世界にひたりたい | 『かがみの孤城』『鹿の王』 |
| 考え方を広げたい | 『サピエンス全史』『FACTFULNESS』 |
| 読み方を学びたい | 『本を読む本』『読書力』『読書術』 |
読書におすすめの本は、自分が面白そうだと思えるかどうかがいちばん大事です。
気になった一冊を書店や図書館で手に取って、最初の数ページを読んでみてください。
本の選び方の全体像は読書におすすめの本まとめ|初心者の選び方とジャンル・長さ・名作の探し方にまとめています。

