読みたい本はあるのに、仕事や家事に追われて気づけば一日が終わり、読書時間がまったく取れないまま積読だけが増えていく、そんな毎日になっていませんか?
この記事では、読書時間の作り方を、時間がない原因、忙しい人でもできる確保の方法、勉強時間との両立、長時間読むときの注意点に分けて解説します。
読み終えるころには、自分の一日のどこに読書の時間を置けばいいかが分かり、今日から10分でも本を開けるようになります。
読書時間の作り方は「新しく作る」より「今ある時間を置き換える」

読書時間を作るいちばん確実な方法は、新しい時間をひねり出すことではなく、スマホを見ている時間やすきま時間の一部を本に置き換えることです。
「週末にまとめて2時間読もう」と考えると、予定が入った週にはゼロになってしまいます。
それよりも、通勤中の15分、寝る前の10分のように、毎日必ずある時間に読書を組み込むほうが、結果として読む量は増えます。
読書の時間は、まとまった長さよりも「毎日ある」ことを優先して考えましょう。
読書の時間がないと感じる原因

まずは、なぜ読書の時間がないと感じるのかをデータで見てみます。
スマホなどに時間が取られている
文化庁の令和5年度「国語に関する世論調査」で、読書量が減っていると答えた人に理由を聞くと、「情報機器(携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム機等)で時間が取られる」が43.6%で最も多くなりました。
続いて多かったのが「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」の38.9%です。
本当に時間がない場合もありますが、多くの人は、すきま時間をスマホが先に埋めているとも言えます。
学生でも読書時間は減っている
全国大学生活協同組合連合会の第61回学生生活実態調査(2025年)では、1日の読書時間が0分の大学生が51.5%でした。
アルバイトの時間が長い学生ほど、読書時間0分の割合が高いことも報告されていて、忙しさが読書時間を削っている様子がうかがえます。
大人も学生も「読書時間がない」と感じるのは珍しいことではないので、まずは短い時間から取り戻していきましょう。
読書時間を確保する方法6つ

忙しい人でも取り入れやすい、読書時間の確保の方法を紹介します。
方法1:一日の流れを書き出す
起きてから寝るまでの一日を、30分単位でざっと書き出してみましょう。
通勤、昼休み、帰宅後、寝る前など、スマホを何となく見ている時間が見つかれば、そこが読書時間の候補になります。
方法2:読む時間を決めて予定に入れる
「朝食のあとに10分」「電車に乗ったら本を開く」のように、読む時間を決めておくと、毎回迷わずに読み始められます。
手帳やカレンダーに読書の予定を書き込むのも効果的です。
読む時間は「空いたら読む」ではなく「この時間は読む」と先に決めておくと、忙しい日でも読書が後回しになりにくくなります。
決めた時間に読めなかった日は、寝る前の5分だけでも本を開けば、習慣が途切れずに済みます。
方法3:本をいつも持ち歩く
読みたい本が手元になければ、すきま時間ができても読めません。
カバンに文庫本を1冊入れておくか、スマホに電子書籍を入れておくと、待ち時間をすぐに読書時間に変えられます。
方法4:スマホを離して読む
読書中にスマホが目に入ると、通知が気になって手が伸びてしまいます。
本を読むときはスマホを別の部屋に置くか、通知を切っておきましょう。
方法5:耳で聞く読書も取り入れる
家事や運転、散歩の時間は、本を開けなくてもオーディオブックなら内容を聞くことができます。
目で読む時間が取れない日でも、聞く読書で本に触れる時間を作れます。
方法6:読書時間を記録する
読んだ時間を記録すると、続いている日数が目に見えて、読書を優先する意識が高まります。
タイマーつきの記録アプリは読書時間の記録アプリおすすめ|タイマーで読書を習慣化するコツで紹介しています。

読書は1日何分が目安については、読書は1日何分が目安?10分から始めて30分を目指す理由|一日何時間までかにまとめています。
読書と勉強時間を両立するには

学生や資格の勉強中の人は、読書と勉強時間のどちらを優先すべきか迷うこともあるでしょう。
読書は勉強の土台になる
文部科学省と国立教育政策研究所の令和7年度全国学力・学習状況調査では、平日に読書をまったくしない小学6年生より、30分以上読む子のほうが国語の平均正答率が高い傾向がありました。
ただし読書だけで学力が決まるわけではないので、くわしくは読書と勉強・学力の関係|データで見る効果と読書は勉強に入るかを読んでみてください。
勉強の合間は「時間を決めて」読む
勉強の休憩に読書をするなら、続きが気になって止まらなくなる長編小説より、短いエッセイや1章が短い本がおすすめです。
タイマーで10分など時間を決めておくと、勉強に戻りやすくなります。

長時間の読書で気をつけたいこと

休日に読書を長時間楽しむときは、体への負担にも気を配りましょう。
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、パソコンなどの作業は連続1時間を超えないようにし、次の作業までに10〜15分の休みを入れることがすすめられています。
紙の本の読書も、目や首を同じ姿勢で使い続ける点は似ているので、1時間に1回は本を置いて遠くを見たり、立ち上がって体を伸ばしたりしましょう。
長時間読んだあとに目の痛みや首の痛みが続くときは、休憩を増やすだけでなく、眼科や整形外科など医療機関に相談してください。

よくある質問

読書時間は1日どのくらいが目安?
何分読めばいいという公的な基準はありません。
最初は1日10分、慣れてきたら30分ほどを目安にすると、仕事や睡眠と両立しやすくなります。
読書の時間がないときはどうすればいい?
一日の流れを書き出して、スマホを見ている時間やすきま時間を探してみましょう。
その一部を本に置き換えるだけでも、1日10〜15分の読書時間は作れることが多いです。
読書時間を増やすと何が変わる?
語彙や知識が増える、一つのことに集中する時間が持てるといった良さがあります。
ただし一気に増やす必要はなく、毎日少しずつ続けることが大切です。
長時間の読書は体に悪い?
読書そのものが体に悪いわけではありませんが、同じ姿勢で長く読み続けると、目や首、肩が疲れやすくなります。
1時間に1回は休憩を入れ、つらい症状が続くときは医療機関に相談しましょう。
「読書のお時間です」とは何?
「読書のお時間です」は、サイバーエージェントが提供していた電子コミックサービスの名前です。
現在は「Amebaマンガ」という名前になっていて、読書時間の作り方とは別の話題なので注意してください。
朝と夜、読書時間はどちらがいい?
どちらが正解というより、毎日確実に取れる時間を選ぶのがいちばんです。
朝は予定に左右されにくく、夜は一日の終わりに落ち着いて読めるので、生活リズムに合わせて選びましょう。
まとめ:読書時間は毎日ある時間に置き換えて作る

読書時間の作り方を振り返ります。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 読書時間の作り方は? | スマホを見る時間やすきま時間の一部を本に置き換える |
| 時間がない原因は? | 情報機器に時間が取られる(43.6%)、忙しい(38.9%) |
| 確保のコツは? | 時間を決める・本を持ち歩く・スマホを離す・記録する |
| 勉強時間との両立は? | 休憩の読書は時間を決め、短い本を選ぶ |
| 長時間読むときは? | 1時間に1回は休む。症状が続けば医療機関へ |
読書を習慣にするための全体の流れは、読書習慣のつけ方まとめ|時間・読書量・続かない・疲れる悩みの解決法で紹介しています。

