読書ノートをつけてみたいけれど、そもそも読書ノートとは何を書くノートなのか、読書記録ノートや読書日記とは何が違うのか、よく分からないままになっていませんか?
この記事では、読書ノートとは何か、書く項目、似た名前のノートとの違い、つけるメリットと続けるコツを解説します。
読み終えるころには、自分に合った読書ノートの形が決まり、次に読み終えた本から迷わず書き始められるようになります。
ノート・メモ・通帳など、読書の記録全体の選び方は読書記録のつけ方まとめ|ノート・アプリ・読書通帳・リストの使い分けで紹介しています。
読書ノートとは、読んだ本の内容と自分の考えを残すノート

読書ノートとは、読んだ本の書名や著者、心に残った言葉、自分の感想や気づきを書き残しておくノートのことです。
決まった書式があるわけではなく、大学ノートでも手帳でも、専用の読書ノートでもかまいません。
本を読んだだけだと、数か月後には「読んだことは覚えているのに、何が書いてあったか思い出せない」ということがよく起こります。
読書ノートは、そのときの自分が本から何を受け取ったのかを、あとから見返せる形で残すためのものです。
読書記録ノートと呼ばれることもありますが、「読んだ本の一覧」を中心にするか、「内容と考え」を中心にするかで、使い方に少し違いがあります。

読書ノートに書く項目|基本の5つと足してもいい項目

何を書けばいいか迷ったら、まずは基本の5項目だけで十分です。
基本の5項目
- 書名と著者名
- 読み終えた日(読み始めた日も書くと読書のペースが分かる)
- 心に残った言葉やページ(引用)
- 感想や気づき(1〜3行)
- 次にやってみたいこと・次に読みたい本
書名と日付だけでも「いつ何を読んだか」の記録になり、引用と感想を足すと、あとで読み返したときに本の中身を思い出す手がかりになります。
足してもいい項目
慣れてきたら、出版社やページ数、ジャンル、5段階の評価、読むきっかけ(誰にすすめられたか)などを加えてもかまいません。
小説なら好きな登場人物や場面、ビジネス書や実用書なら「明日から試すこと」を書いておくと、ノートの役割がはっきりします。
読み終えた本のページに星や本の形のはんこを押して、読書ノートスタンプとして楽しむ方法もあります。
見た目を整えるより、あとで自分が読み返したときに役立つかどうかで項目を選びましょう。

読書ノートの書き方は、読書ノートの書き方|簡単に続く5ステップと小説・ビジネス書の見本で解説しています。
読書記録ノート・読書日記ノート・読書メモノートとの違い

読書ノートと似た名前のノートがいくつかありますが、厳密な決まりはなく、何を中心に書くかで呼び方が変わると考えると分かりやすくなります。
読書記録ノート・読書ログノート
読書記録ノートは、読んだ本の書名・著者・読了日を一覧のように並べていくノートです。
読書ログノートと呼ばれることもあり、「今年は何冊読んだか」を数えたい人に向いています。
1冊あたり1行から数行で済むので、たくさん読む人でも続けやすいのが特徴です。
読書日記ノート
読書日記ノートは、その日に読んだページや、読みながら感じたことを日記のように書くノートです。
読み終えてからまとめて書くのではなく、読んでいる途中の気持ちの変化も残せます。
読書メモノート
読書メモノートは、読みながら気になった言葉や分からなかった言葉、アイデアを書き留めるノートです。
感想よりも「内容を覚える・使う」ことが目的なので、勉強や仕事のための読書と相性がよいノートです。
読書ノートはこれらをまとめた呼び方として使われることが多く、どれか1つに決める必要はありません。
| ノートの呼び方 | 中心になる内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 読書記録ノート(読書ログノート) | 書名・著者・読了日の一覧 | 冊数を数えたい人 |
| 読書日記ノート | その日読んだところと気持ち | 毎日少しずつ読む人 |
| 読書メモノート | 引用・分からない言葉・アイデア | 学びを仕事や勉強に使いたい人 |
| 読書ノート | 上の3つをまとめたもの | どれも少しずつ残したい人 |
読書ノートをつけるメリット

読書ノートをつけると、読んだ本が「読みっぱなし」で終わりにくくなります。
思い出して書くことで内容が残りやすい
アメリカのワシントン大学(セントルイス)のローディガーとカーピックが2006年に心理学の専門誌に発表した実験では、文章を読んだあとに内容を思い出して書き出した学生は、読み直しをくり返した学生より、1週間後によく内容を覚えていました。
これは短い文章を使った学習の実験で、読書ノートそのものを調べた研究ではありません。
ただ、本を閉じてから「何が書いてあったか」を思い出してノートに書く作業は、この実験の「思い出す」練習に近いものです。
自分の読書の歩みが目に見える
ノートのページが増えていくと、読んだ冊数や、よく読むジャンルが一目で分かります。
数年分がたまると、当時の自分が何に悩み、何に心を動かされていたのかを振り返る記録にもなります。
感想文や人との会話に使える
引用と感想が残っていれば、読書感想文やレポートを書くとき、人に本をすすめるときの材料になります。
読書の効果そのものについては読書の効果|研究で分かっている読書の良さと根拠が弱い話で詳しく紹介しています。
読書ノートを続けるコツ

読書ノートは、始めるより続けるほうが難しいものです。
最初から1冊1ページにしない
1冊ごとに見開きを使おうとすると、書く量の多さに疲れてしまいます。
最初は1冊あたり3〜5行と決めて、書きたい本のときだけ長く書くくらいがちょうどいい量です。
読み終えた日に書く
数日たつと、感想も引用したい場所も思い出しにくくなります。
本を閉じたらその場で書名と一言だけ書く、と決めておくと、書き忘れが減ります。
紙にこだわらずアプリも使う
手書きが負担なら、書名の登録はアプリ、感想だけノートという分け方もできます。
読書ノートは、きれいに書くことより、短くても毎回書くことのほうが大切です。

よくある質問

読書ノートと読書記録の違いは?
読書記録は、読んだ本を何らかの形で残すこと全体を指す言葉で、ノートのほかにアプリや手帳、図書館の読書通帳も含まれます。
読書ノートは、その中でも紙のノートに感想や引用まで書き残す方法だと考えると分かりやすいです。
読書ノートにはどんなノートを使えばいい?
普段使っている大学ノートや手帳で十分です。
持ち歩きたいなら文庫本と同じくらいの大きさ、図や表も書きたいならA5以上の大きさを選ぶと使いやすくなります。
読書ノートはアプリでもいい?
アプリでもかまいません。
検索や冊数の集計はアプリが得意なので、紙との使い分けは読書ノートアプリのおすすめ|紙のノートとの違いと使い分けを参考にしてください。
読書ノートは読みながら書く?読み終えてから書く?
どちらでもかまいませんが、続けやすいのは読み終えてからまとめて書く方法です。
読みながら書くのは、内容を覚えたい実用書や勉強の本に向いています。
漫画や雑誌も読書ノートに書いていい?
書いてかまいません。
自分のための記録なので、心に残ったものなら漫画でも雑誌でも、何度も読み返した本でも書いておきましょう。
読書ノートが続かないときは?
書く項目を書名・日付・一言感想の3つまで減らしてみてください。
しばらく書かなかった期間があっても、次に読んだ本から再開すれば問題ありません。
まとめ:読書ノートは短く続けるのがいちばん

| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 読書ノートとは? | 読んだ本の書名・引用・感想や気づきを残すノート |
| 何を書く? | 書名と著者・日付・心に残った言葉・感想・次にやること |
| 読書記録ノートとの違いは? | 記録ノートは一覧が中心、読書ノートは内容と考えまで書く |
| メリットは? | 思い出して書くことで内容が残りやすく、読書の歩みが見える |
| 続けるコツは? | 1冊3〜5行から、読み終えた日に書く |
まずは次に読み終えた本の書名と、心に残った一文だけを書いてみてください。
それだけで、あなたの読書ノートはもう始まっています。

