本を読む習慣をつけたいと思っても、読書初心者におすすめの本が分からず、何を読めばいいのか迷っているうちに時間だけが過ぎていませんか?
この記事では、読書初心者が本を選ぶときのポイント、最初の一冊におすすめの小説と自己啓発・教養の本、読書入門として無理なく続けるコツを解説します。
読み終えるころには、自分に合う最初の一冊を選べるようになり、途中で投げ出さずに読み切る経験を積めるようになります。
読書初心者におすすめなのは「短くて先が気になる本」

読書初心者におすすめなのは、200ページ前後の短めの本か、1話ずつ区切れる連作短編で、しかも先が気になって自然にページをめくりたくなる本です。
読書に慣れていないうちは、どんなに評判のいい名作でも、長くて難しい本だと途中で止まってしまいがちです。
最初の目標は「一冊を最後まで読み切ること」です。
一冊読み切れると、「自分にも読める」という自信がつき、次の本に手が伸びやすくなります。
そのために、内容の立派さより、読みやすさと面白さを優先して選びましょう。

読書初心者は何を読めばいい?本の選び方5つ

読書で何を読むか迷ったら、次の5つのポイントで選んでみてください。
選び方1:好きなものに近いジャンルを選ぶ
好きな映画やドラマ、漫画と近いジャンルの本を選ぶと、物語に入りやすくなります。
刑事ドラマが好きならミステリー、学園ものが好きなら青春小説、というように考えると選びやすいです。
選び方2:200ページ前後の文庫を選ぶ
文庫本で200ページ前後なら、毎日少しずつ読んでも無理なく読み切れる長さです。
上下巻や分厚いハードカバーは、読書に慣れてからにしましょう。
選び方3:短編集や連作短編を選ぶ
1話ずつ完結する短編集や、同じ登場人物で話がつながる連作短編は、時間が空いても話を見失いにくい形です。
選び方4:映像化された作品を選ぶ
映画やドラマになった作品は、あらすじや登場人物をなんとなく知っているので、読みながら場面を思い浮かべやすくなります。
選び方5:試し読みで文章との相性を確かめる
書店で最初の数ページを読んだり、電子書籍の試し読みを使ったりして、読みやすいと感じた本を選びましょう。
最初の数ページで読みにくいと感じた本は、無理に読まずに別の本に替えてかまいません。
読書初心者におすすめの小説

ここでは、読書初心者におすすめの本として、読みやすさと面白さのバランスがいい小説を紹介します。
書名・著者・出版社は、本屋大賞の公式サイトや図書館の書誌データベースで確認したものです。
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)
自分の道をまっすぐ進む主人公・成瀬あかりを、周りの人の目線から描いた連作短編集です。
1話ずつ区切れるので読書初心者でも読み進めやすく、2024年の本屋大賞を受賞しています。
青山美智子『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)
悩みを抱えた人たちが、図書室で思いがけない本をすすめられることから少しずつ前に進んでいく連作短編集です。
2021年の本屋大賞で2位になった作品で、本が好きになるきっかけにもなりそうな一冊です。
東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館)
1話ごとに事件が解決する連作ミステリーで、会話のテンポがよく軽い気持ちで読めます。
恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)
高校の行事で夜通し歩く一日を描いた青春小説です。
派手な事件は起きませんが、登場人物の会話を追ううちに引きこまれていきます。
ジャンル別のおすすめは読書におすすめの本|ジャンル別に選ぶ面白い小説・教養書と読書術の本でも紹介しています。

読書初心者におすすめの自己啓発・教養の本

小説よりも、仕事や生き方に役立つ本から読書を始めたい人もいるでしょう。
読書初心者が自己啓発書や教養書を選ぶときは、会話形式や図の多い本、章ごとに独立している本を選ぶと読みやすくなります。
岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)
アドラー心理学の考え方を、哲学者と青年の対話で紹介した本です。
会話文なので、自己啓発書を初めて読む人でも読み進めやすい構成です。
ハンス・ロスリングほか『FACTFULNESS』(日経BP)
データをもとに、思い込みにとらわれずに世界を見る方法を紹介した本です。
章ごとにテーマが分かれているので、気になるところから読めます。
自己啓発書は「一つ試す」くらいの気持ちで
自己啓発書は、一冊読んだだけで人生が大きく変わるものではありません。
読んで心に残ったことを一つだけ試してみる、くらいの気持ちで読むと、読書が負担になりません。
読書入門として無理なく続けるコツ

本を選んだら、次は読書を続ける工夫です。
1日10分から始める
最初から長い時間を確保しようとすると続きません。
寝る前や通勤中など、1日10分だけ本を開く時間を決めると習慣になりやすくなります。
目安は読書は1日何分が目安?10分から始めて30分を目指す理由|一日何時間までかで紹介しています。
合わない本は途中でやめていい
つまらないと感じた本を我慢して読み続けると、読書そのものが嫌になってしまいます。
途中でやめて別の本に替えるのも、読書を続けるための大切な判断です。
読んだ本を記録する
読み終えた本の書名と一行の感想を残しておくと、冊数が増えていくのが目に見えて励みになります。
記録の始め方は読書記録の始め方|ノート・アプリ・手帳の選び方と続けるコツで紹介しています。
読書入門でいちばん大切なのは、冊数を増やすことではなく、本を読む時間を楽しいと感じられることです。

よくある質問

読書初心者は何を読めばいい?
好きな映画やドラマに近いジャンルで、200ページ前後か連作短編の読みやすい小説がおすすめです。
本屋大賞の受賞作など、多くの人が面白いと感じた本から選ぶと外れにくくなります。
読書初心者に自己啓発書は向いている?
会話形式や章ごとに独立した本なら、読書初心者でも読みやすいです。
最初から分厚い本を選ぶより、気になるテーマの薄めの本から始めましょう。
名作や古典から読むべき?
名作や古典は言葉づかいが古く、初心者には読みにくいことがあります。
まずは現代の作家の読みやすい本で読書に慣れてから挑戦するのがおすすめです。
漫画から始めてもいい?
漫画も立派な読書の入り口です。
好きな漫画の原作小説や、漫画版がある本から文字の本に移っていく方法もあります。
本を読むのが遅くても大丈夫?
読むスピードは人それぞれで、遅くても問題ありません。
読み慣れてくると、自然にスピードも上がっていきます。
読書初心者は1か月に何冊読めばいい?
決まった冊数はありません。
まずは1か月に1冊を読み切ることを目標にすると、無理なく続けられます。
まとめ:読書初心者はおすすめの本より「読み切れる本」から

| 迷っていること | 答え |
|---|---|
| 何を読めばいい? | 短くて先が気になる本。200ページ前後か連作短編 |
| 選び方 | 好きなジャンル・長さ・短編集・映像化作品・試し読み |
| おすすめの小説 | 『成瀬は天下を取りにいく』『お探し物は図書室まで』など |
| 自己啓発・教養 | 『嫌われる勇気』『FACTFULNESS』など読みやすい構成の本 |
| 続けるコツ | 1日10分・合わない本はやめる・読んだ本を記録する |
読書初心者にとって大切なのは、一冊を読み切って「読めた」と感じる経験です。
まずは気になる一冊を選んで、今日から10分だけ読んでみてください。
本の選び方の全体像は読書におすすめの本まとめ|初心者の選び方とジャンル・長さ・名作の探し方にまとめています。

