学校で読書標語の宿題が出たものの、何を書けばいいのか、五七五にまとめるにはどうすればいいのか分からず、プリントの前で手が止まっていませんか?
この記事では、読書標語の作り方を、テーマの決め方から言葉の選び方、五七五への整え方まで順番に解説します。
小学生・中学生向けの例や、実際の読書週間の標語も紹介するので、読み終えるころには自分らしい一句を書き上げられるようになります。
読書標語は「本を読んで感じたこと」を短い一言にすれば作れる

読書標語は、本を読んだときに感じたわくわくや発見を一つだけ選び、それを十数文字の短い言葉か五七五のリズムにまとめれば作れます。
標語は、ポスターや掲示板で目にした人に「本を読んでみようかな」と思ってもらうための言葉です。
読書のよさをたくさん並べるより、伝えたいことを一つにしぼったほうが、短くて心に残る標語になります。
作り方の流れは、次の4つのステップです。
- 本を読んで感じたことを書き出す
- いちばん伝えたいことを一つ選ぶ
- 短い言葉か五七五に整える
- 声に出して読み、言いやすさを確かめる

読書標語の作り方|4つのステップ

ステップ1:本を読んで感じたことを書き出す
最初に、これまで読んだ本の中で心に残った場面や、本を読んでいるときの気持ちをメモに書き出します。
「続きが気になって夜ふかしした」「登場人物と一緒に旅をしている気分になった」「知らなかったことが分かってうれしかった」など、短いメモで十分です。
自分の体験から出てきた言葉は、ほかの人の標語と似にくく、読む人にも気持ちが伝わりやすくなります。
ステップ2:いちばん伝えたいことを一つ選ぶ
書き出したメモの中から、標語で伝えたいことを一つだけ選びます。
「本は冒険」「本は友だち」「本で世界が広がる」のように、ひとことで言える形にしておくと、次のステップで言葉を選びやすくなります。
ステップ3:短い言葉か五七五に整える
伝えたいことを、十数文字の短い言葉か、五・七・五の17音にまとめます。
五七五にするときは、音の数を指で数えながら言葉を入れ替えるのがコツです。
「っ」や「ー」も1音として数え、「きょ」「しゃ」のような小さい「ゃゅょ」がつく音は2文字で1音と数えます。
ステップ4:声に出して読み、言いやすさを確かめる
できあがったら、何度か声に出して読んでみましょう。
つっかえる所があれば、言葉の順番を入れ替えたり、同じ意味の短い言葉に変えたりして整えます。
最後に、ほかの人の標語や有名なキャッチコピーをそのまま使っていないかも確認しておきましょう。
読書標語の例|小学生・中学生向けの五七五と短い標語

ここで紹介する例は、この記事のために作ったオリジナルです。
そのまま提出するのではなく、言葉の組み立て方の参考にしてください。
小学生向けの読書標語の例
小学生の読書標語は、むずかしい言葉を使わず、自分が本を読んで楽しかった気持ちをそのまま言葉にするのがいちばんです。
- ひらいたら きみもいっしょに ぼうけんへ
- 一ページ めくればそこは 別の国
- 本だなで まだ見ぬ友が 待っている
「ぼうけん」「友だち」「別の国」のように、本の中の世界を身近なものにたとえると、低学年でも作りやすくなります。
中学生向けの読書標語の例
中学生の読書標語は、「本を読むと自分がどう変わるか」まで一歩ふみこんで書くと、ぐっと深みが出ます。
- 一行で 見える景色が 変わる日も
- スマホ置き 心の旅へ 本ひらく
- 読み終えて 誰かに話す までが本
スマホとの対比や、読み終えたあとの行動を入れると、同世代の人が「自分のことだ」と感じやすくなります。
五七五にしない短い読書標語・キャッチコピーの例
学校によっては、五七五でなくてもよい場合があります。
その場合は、読書のキャッチコピーのように、10〜20文字ほどの短い一文にまとめましょう。
- 本をひらけば、どこへでも。
- その一冊が、明日の自分をつくる。
- 読むたびに、世界がひとつ増える。

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読書週間の標語はどうやって決まる?実際の標語の例

毎年10月27日から始まる読書週間はいつ?期間と由来・今年の標語|読書月間との違いの標語は、公益社団法人読書推進運動協議会が募集し、選ばれた作品がポスターなどに使われます。
標語は公募で選ばれている
読書推進運動協議会の公式サイトによると、2026年の読書週間の標語募集には663点の応募があり、選定委員会で1点が入選に選ばれました。
選定の投票では、作品だけが委員に示され、作者名はふせられると書かれています。
同じ協議会が主催する「こどもの読書週間」(4月23日〜5月12日)の標語も、同じように募集されています。
最近の読書週間の標語
最近の読書週間の標語は、次のとおりです。
| 年 | 読書週間の標語 |
|---|---|
| 2026年(第80回) | 静かだけど、冒険中。 |
| 2025年(第79回) | こころとあたまの、深呼吸。 |
| 2024年(第78回) | この一行に逢いにきた |
2026年のこどもの読書週間の標語は「ことばがきみのはねになる」でした。
どれも五七五ではなく、読点や体言止めを使った短い一文で、本を読むときの気持ちを一つにしぼって言葉にしているのが共通点です。
公式の標語は作品として発表されたものなので、自分の宿題や応募作にそのまま使ってはいけません。
心に残る読書標語にする5つのコツ

読書標語の出来ばえを左右するのは、言葉のちょっとした工夫です。
コツ1:呼びかけの形にする
「〜しよう」「きみも〜」のように読む人に呼びかけると、標語が自分に向けられた言葉として届きます。
コツ2:たとえを使う
本を「扉」「旅」「友だち」「宝箱」などにたとえると、読書の楽しさが絵のように伝わります。
コツ3:音や動きを入れる
「ページをめくる音」「わくわく」「ドキドキ」など、音や動きのある言葉を入れると、リズムのよい標語になります。
コツ4:対になる言葉を並べる
「静か」と「冒険」、「こころ」と「あたま」のように、反対の意味や対になる言葉を並べると、短くても印象に残ります。
コツ5:言葉を詰め込みすぎない
伝えたいことを二つ以上入れると、どちらも弱くなってしまうので、標語に込めるメッセージは一つにしぼりましょう。
読書標語をポスターに入れる場合は、標語を短くしておくと大きな文字で書けて、遠くからでも読みやすくなります。
ポスターの描き方は読書ポスターの描き方|小学生・中学生のテーマ・構図・標語のコツで紹介しています。

よくある質問

読書標語は何文字くらいがいい?
五七五なら17音、五七五にしない場合は10〜20文字くらいが目安です。
学校やコンクールで字数の決まりがあるときは、そちらを優先してください。
読書標語は五七五でないとだめ?
必ず五七五でなければいけないわけではなく、読書週間の標語も短い一文の形です。
ただし、学校の宿題で「五七五で」と指定されている場合は、その指示に合わせましょう。
小学生でも簡単に読書標語を作るコツは?
好きな本の一場面を思い出して、そのときの気持ちを「〜みたい」「〜へ行こう」と言葉にしてみるのが近道です。
最初は長くなってもよいので、あとから言葉を削って短くしていきましょう。
中学生の読書標語で気をつけることは?
かっこいい言葉を並べるより、自分の体験から出てきた言葉を選ぶと、ほかの人と似ていない標語になります。
ネットで見つけた標語をまねしたり、一部だけ変えて使ったりするのはやめましょう。
読書週間の標語に応募するには?
読書週間の標語は、公益社団法人読書推進運動協議会が募集しています。
募集の時期や応募方法は年によって変わる可能性があるので、協議会の公式サイトで最新の募集案内を確認してください。
読書のキャッチコピーと読書標語の違いは?
どちらも読書をすすめる短い言葉で、大きな違いはありません。
学校では五七五の形を「標語」、自由な一文を「キャッチコピー」と呼び分けることが多いので、課題の指示に合わせて形を選びましょう。
まとめ:読書標語は伝えたいことを一つにしぼる

読書標語の作り方を振り返ります。
| やりたいこと | ポイント |
|---|---|
| テーマを決める | 本を読んで感じたことを書き出し、一つだけ選ぶ |
| 五七五にする | 音の数を指で数え、言葉を入れ替えて整える |
| 小学生の標語 | 本を冒険・友だち・別の国などにたとえる |
| 中学生の標語 | 本を読んで自分がどう変わるかまで書く |
| 印象に残す | 呼びかけ・たとえ・音・対になる言葉を使う |
標語は、本を読んだときの自分の気持ちから生まれる言葉です。
好きな一冊を思い出しながら、声に出して読みたくなる一句を作ってみてください。

