学校で読書ポスターの宿題が出たけれど、何を描けばいいのか、どんな構図にすれば見てもらえるポスターになるのか分からず、画用紙の前で手が止まっていませんか?
この記事では、読書ポスターの描き方を、テーマの決め方から構図、色の塗り方、文字の入れ方まで順番に解説します。
小学生・中学生それぞれのコツや、読書週間のポスターを描くときのポイントも紹介します。
読み終えるころには、何を描くかが決まり、下書きから仕上げまで迷わずに進められるようになります。
読書ポスターは「伝えたい一言」と「主役の絵1つ」で決まる

読書ポスターは、「本を読むと楽しい」などの伝えたい一言を決めて、それを表す主役の絵を大きく1つ描くと、ぱっと目を引く作品になります。
ポスターは、廊下を歩く人が数秒見ただけで伝わることが大切です。
絵をたくさん詰め込むより、主役を1つにしぼって大きく描き、標語は短く太い文字で入れるほうが、遠くからでもよく目立ちます。
描き方の流れは、次の5つのステップです。
- 伝えたいこと(テーマ)と標語を決める
- 主役の絵と構図を決める
- 鉛筆で下書きをする
- 色を塗る
- 文字を入れて仕上げる

読書ポスターの書き方|5つのステップ

ステップ1:テーマと標語を決める
最初に、ポスターを見た人に何を伝えたいのかを決めます。
「本を読むとわくわくする」「図書室に行こう」「本の中で冒険しよう」など、自分が本を読んで感じたことから考えると、自分らしいテーマになります。
テーマが決まったら、それを短い標語にします。
標語は10文字から20文字くらいにおさめると、ポスターに大きく入れても読みやすくなります。
ステップ2:主役の絵と構図を決める
テーマを表す主役の絵を1つ決めます。
本を読んでいる人、本から飛び出す世界、本の上を旅する動物など、テーマが一目で伝わるものを選びましょう。
いきなり画用紙に描かず、小さな紙に何パターンか「ラフ」を描いてから、いちばんいいものを選ぶと失敗しにくくなります。
ステップ3:鉛筆で下書きをする
主役の絵を、画用紙の半分以上を使うくらい大きく描きます。
標語を入れる場所も、下書きの段階で四角く空けておきましょう。
文字の場所をあとから探すと、絵と文字が重なって読みにくくなります。
ステップ4:色を塗る
使う色は、主役の色・背景の色・文字の色の3つを中心に決めると、まとまりのあるポスターになります。
主役と背景は、明るい色と暗い色のように差をつけると、主役がくっきり浮かび上がります。
ステップ5:文字を入れて仕上げる
標語は、太く、大きく、はっきりした色で書きます。
文字のまわりをふちどりすると、背景の上でも読みやすくなります。
最後に、少し離れた場所から全体を見て、標語が読めるか、主役が目立っているかを確認しましょう。
目を引く読書ポスターの構図とアイデア

何を描くか迷ったら、次のようなアイデアを参考にしてみてください。
本から世界が広がる構図
開いた本から、海や宇宙、森、お城などが飛び出してくる絵は、読書ポスターの定番です。
「本を開くと別の世界に行ける」というテーマが、一目で伝わります。
本を読んでいる人を大きく描く構図
夢中で本を読んでいる子どもや家族を、画面いっぱいに描く方法です。
表情を生き生きと描くと、読書の楽しさが伝わる温かいポスターになります。
本を乗り物や道に見立てる構図
積み重ねた本を階段や山に見立てたり、本を船や飛行機にしたりする方法もあります。
見た人が「おもしろい」と思う工夫があると、印象に残るポスターになります。
秋や季節を取り入れる
秋の読書週間に合わせたポスターなら、紅葉や月、どんぐりなど、秋らしいものを添えると季節感が出ます。
秋が読書の季節といわれる理由は、読書の秋はなぜ?由来と意味|いつからいつまでかも解説で紹介しています。

あわせて読みたい:読書標語の作り方|小学生・中学生の例と五七五のコツ
小学生・中学生の読書ポスターのコツ

小学生は「楽しい気持ち」をそのまま描く
小学生の読書ポスターは、上手に描くことより、本を読んで楽しかった気持ちが伝わることが大切です。
好きな本の好きな場面や、本を読んでいる自分を、大きく元気に描きましょう。
低学年はクレヨンや色鉛筆で、高学年は絵の具で背景までしっかり塗ると、見ごたえのある作品になります。
中学生はデザインとメッセージを工夫する
中学生の読書ポスターは、見る人に行動してもらうための「デザイン」として考えると、ぐっとレベルが上がります。
主役の絵と標語の位置関係、余白の取り方、文字の書体など、全体のバランスを意識してみてください。
見た人がどきっとする問いかけの標語や、意外性のある構図に挑戦するのもおすすめです。
学校のルールを先に確認する
画用紙のサイズや、縦か横か、標語を入れるかどうかは、学校や募集によって決まりが違います。
描き始める前に、用紙の大きさ・向き・文字を入れる決まりを先生の説明やプリントで必ず確認しましょう。
| 小学生 | 中学生 | |
|---|---|---|
| 大切にしたいこと | 本を読んだ楽しい気持ち | 見る人に伝わるデザイン |
| おすすめの画材 | クレヨン・色鉛筆・絵の具 | 絵の具・ポスターカラー |
| 標語 | 短く分かりやすい言葉 | 問いかけや意外性のある言葉 |
読書週間のポスターを描くときのポイント

読書ポスターは、秋の読書週間に合わせて学校で描くことが多い作品です。
今年の読書週間の標語を参考にする
読書週間では、毎年その年の標語と公式ポスターが作られます。
2026年の第80回の標語は「静かだけど、冒険中。
」です。
公式の標語や、読書推進運動協議会のサイトで公開されている過去のポスターを見ると、短い言葉で読書の魅力を伝える工夫が参考になります。
読書週間の期間や由来は、読書週間はいつ?期間と由来・今年の標語|読書月間との違いでまとめています。
ほかの人の作品やキャラクターをまねしない
アニメや漫画のキャラクター、ほかの人のポスターをそのまま写すのは避けましょう。
コンクールに出す作品では、ほかの人の絵をまねしたものは認められないことがあります。
好きな本の登場人物を描きたいときも、自分なりの絵にして描くようにしてください。
読書月間のポスターにも使える
学校によっては、10月や11月を読書月間として、ポスターや標語を作ることもあります。
描き方は同じなので、この記事の5つのステップをそのまま使えます。
読書にまつわる日については、読書の日はいつ?10月27日の由来|子ども読書の日・本の日との違いも参考にしてください。

よくある質問

読書ポスターの標語はどう考えればいい?
本を読んで感じたことを、短い一言にまとめるのがコツです。
「本の中で冒険しよう」のように呼びかける形や、問いかける形にすると、見る人の心に届きやすくなります。
読書ポスターに文字は入れたほうがいい?
学校の決まりで指定がなければ、短い標語を入れると伝えたいことがはっきりします。
ただし、文字が多すぎると絵が目立たなくなるので、1行か2行にしぼりましょう。
絵が苦手でも読書ポスターは描ける?
描けます。
主役を1つにしぼって大きく描き、色の差をはっきりつけるだけで、ぐっと見やすいポスターになります。
読書ポスターの背景はどう塗ればいい?
主役が明るい色なら背景は暗めの色、主役が暗い色なら背景は明るめの色にすると、主役が目立ちます。
背景に模様をたくさん入れすぎず、1色か2色でまとめるのがおすすめです。
読書ポスターは何日くらいで描ける?
テーマ決めと下書きに1日、色塗りに1〜2日、文字入れと仕上げに1日を目安にすると、あわてずに仕上げられます。
締め切りから逆算して、早めにテーマを決めておきましょう。
読書週間のポスターはどこで見られる?
全国の図書館や書店、学校に掲示されるほか、読書推進運動協議会のサイトで今年と過去のポスターを見ることができます。
構図や色使いのヒントを探すのにも役立ちます。
まとめ:読書ポスターは「一言+主役を大きく」で伝わる

読書ポスターの描き方を振り返ります。
| ステップ | ポイント |
|---|---|
| 1 テーマと標語 | 本を読んで感じたことを10〜20文字の一言に |
| 2 主役と構図 | 主役は1つにしぼり、小さな紙でラフを何枚か描く |
| 3 下書き | 主役は画用紙の半分以上。標語の場所を先に空ける |
| 4 色塗り | 主役・背景・文字の3色を中心に、明暗の差をつける |
| 5 文字と仕上げ | 太く大きく。離れて見て読めるか確認する |
読書の楽しさを思い出しながら、自分らしい一枚を描いてみてください。
本を読むとどんないいことがあるのかは、読書の効果|研究で分かっている読書の良さと根拠が弱い話もどうぞ。

