耳で本を聞く読書を試してみたいけれど、いきなり月額のサービスに申し込むのは気が進まない。
聞く読書を無料で始める方法があるなら、まずはそこから試してみたいと思っていませんか?
この記事では、聞く読書を無料で始める方法として、スマホの読み上げ機能、図書館の電子図書館、オーディオブックの無料体験、ラジオの聴き逃し配信の4つを紹介し、無料で聞くときの注意点も解説します。
読み終えるころには、お金をかけずに今日から聞く読書を始められ、自分に合っていると感じたら有料のサービスに進むかどうかも落ち着いて判断できるようになります。
聞く読書の基本やメリット・デメリットは読書を音声で楽しむ方法|聞く読書のメリット・デメリットと始め方で紹介しています。
聞く読書を無料で始めるなら、読み上げ機能・図書館・無料体験の3つが基本

聞く読書を無料で始めるいちばん手軽な方法は、スマホに最初から入っている読み上げ機能を使うことです。
アプリを追加しなくても、iPhoneやAndroidの設定を変えるだけで、画面に表示した文章を音声で読み上げてもらえます。
プロの朗読を聞きたいなら、住んでいる地域の図書館の電子図書館でオーディオブックを借りられないか調べてみましょう。
聴き放題サービスを試したい人は、オーディオブックサービスの無料体験を使えば、一定期間お金をかけずに聞けます。
まずは読み上げ機能で「耳で本を聞く」ことに慣れ、気に入ったら図書館や無料体験に広げていくのがおすすめです。

方法1:スマホの読み上げ機能で無料で聞く

スマホの読み上げ機能は、追加の料金なしで使える、いちばん身近な聞く読書の方法です。
iPhoneの「画面の読み上げ」
- 「設定」を開き、「アクセシビリティ」を選ぶ
- 「読み上げコンテンツ」を開き、「画面の読み上げ」をオンにする
- 読みたい文章を表示して、画面の上から2本指で下にスワイプする
読み上げが始まると操作パネルが出てきて、読む速さの調整や一時停止ができます。
Androidの「選択して読み上げ」
Androidでは、ユーザー補助の「選択して読み上げ」をオンにすると、画面上の読みたい部分を選んで読み上げてもらえます。
機種によって設定の場所や表示が違うことがあるので、見つからないときはGoogleのヘルプや機種の説明書で確認してください。
著作権の切れた名作を無料で聞く
著作権の切れた作品を無料で公開している青空文庫などのサイトを開いて、読み上げ機能を使えば、名作を無料で耳から楽しめます。
無料で読めるサイトについては読書を無料で楽しめるサイトまとめ|青空文庫など合法の読書サイトで紹介しています。
合成音声なので、人の朗読に比べると抑揚が少なく、漢字の読み間違いが出ることもありますが、気軽に試すには十分です。
方法2:図書館の電子図書館でオーディオブックを借りる

一部の自治体の図書館では、インターネットで本を借りられる電子図書館で、オーディオブックも貸し出しています。
電子図書館のオーディオブック
図書館流通センター(TRC)の発表によると、同社の電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」は2024年6月時点で393自治体に導入されていて、2024年7月からはaudiobook.jpを運営するオトバンクと連携し、導入している図書館でオーディオブックを扱えるようになりました。
ほかの電子図書館サービスを使っている自治体でも、オーディオブックを貸し出しているところがあります。
借り方の流れ
- 住んでいる自治体の図書館のサイトで、電子図書館があるか確認する
- 図書館の利用者カードを作る(すでに持っていればそのまま使える)
- 電子図書館にログインして、オーディオブックを探して借りる
電子図書館があるか、オーディオブックを扱っているかは自治体によって違うので、まずは地元の図書館のサイトで確認しましょう。
住んでいる自治体だけでなく、通勤・通学先の自治体の図書館を使える場合もあります。

あわせて読みたい:読書術と読み方のまとめ|速く読む・忘れない・聞く読書のコツ
方法3:オーディオブックの無料体験を使う

オーディオブックの聴き放題サービスには、はじめて使う人向けの無料体験があります。
執筆時点の内容は次のとおりです。
Audible(オーディブル)
新規の人向けに30日間の無料体験があり、公式サイトによると、無料体験が終わると月額料金で自動的に更新されます。
プレミアムプランは月額1,500円で対象作品が聴き放題、スタンダードプランは月額880円で毎月1作品を選べるプランです。
audiobook.jp
初めて聴き放題プランに登録する人向けに14日間の無料体験があり、公式サイトでは、無料体験中に解約すれば料金はかからないと案内されています。
聴き放題プランは月額1,330円、年割プランは年額9,990円です。
無料作品のあるkikubon(キクボン)
無料体験ではなく、ずっと無料で聴ける作品があるオーディオブックサービスもあります。
株式会社RRJが運営するkikubon(キクボン)は、声優やナレーターが朗読した作品を配信するサービスで、公式サイトでは無料で聴けるオーディオブックが900以上あると案内されています(執筆時点)。
SFやミステリー、ファンタジーなどさまざまなジャンルの無料作品があり、有料の作品は1作品ごとにポイントで購入するしくみです。
月額の聴き放題に申し込む前に、プロの朗読がどんなものか試してみたい人に向いています。
無料体験を使うときの注意
無料体験は、期間が終わると自動で有料プランに切り替わるのが一般的です。
続けるつもりがないなら、申し込んだ日に解約の予定日をカレンダーに入れておくと安心です。
料金や無料体験の条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。

方法4:ラジオの聴き逃し配信やポッドキャストで聞く

本そのものではありませんが、ラジオやポッドキャストにも、本を耳で楽しめる番組があります。
NHKのラジオ番組を聞けるアプリ「らじる★らじる」には聴き逃し機能があり、放送を逃した番組をあとから無料で聞けます。
朗読やラジオドラマ、本を紹介する番組などを探してみると、耳で本の世界に触れるきっかけになります。
ポッドキャストにも、本の紹介や著作権の切れた作品の朗読を配信している番組があります。
聞く読書を無料で楽しむときの注意点

無料で聞くときは、次のことに気をつけましょう。
無断でアップロードされた朗読に注意
動画サイトには、権利者に無断で本の朗読をアップロードしたものもあります。
出版社や作家の公式チャンネル、著作権が切れた作品の朗読など、正しく公開されているものを選びましょう。
通信量に気をつける
音声をストリーミングで聞き続けると、通信量がかさむことがあります。
Wi-Fiにつながっているときにダウンロードしておける機能があれば、外出先では通信を使わずに聞けます。
ながら聞きの場所に気をつける
イヤホンで聞きながら歩くときは、車や自転車の音が聞こえにくくなります。
音量を下げる、周りの音が聞こえるイヤホンを使うなど、安全に気をつけて楽しんでください。
よくある質問

聞く読書アプリで無料のものはある?
iPhoneやAndroidに最初から入っている読み上げ機能なら、追加の料金なしで使えます。
オーディオブックのアプリも、無料体験の期間や無料で公開されている作品なら料金はかかりません。
Audibleの無料体験は途中で解約できる?
Audibleの公式サイトでは、無料体験が終わると月額料金で自動的に更新されると案内されています。
解約の方法や、解約後にいつまで聞けるかは、申し込む前に公式サイトのヘルプで確認してください。
図書館でオーディオブックは借りられる?
電子図書館でオーディオブックを貸し出している自治体があります。
扱っているかどうかは自治体によって違うので、住んでいる地域の図書館のサイトで確認しましょう。
YouTubeの朗読は無料で聞いてもいい?
公式チャンネルや、著作権が切れた作品の朗読など、正しく公開されているものなら問題ありません。
権利者に無断でアップロードされたものは、聞くのを避けましょう。
無料の読み上げで小説を聞くと楽しめる?
合成音声は抑揚が少ないので、物語に浸りたい人には物足りないこともあります。
気に入った作品があれば、朗読のオーディオブックで聞き直すのもおすすめです。
子どもにも無料で聞かせられる?
図書館の電子図書館には、子ども向けの作品を扱っているところもあります。
読み上げ機能で昔話や童話を聞かせるのも、手軽な方法です。
まとめ:聞く読書を無料で始めるなら読み上げ機能から

| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| スマホの読み上げ機能 | 追加料金なし。合成音声で文章を読み上げる |
| 図書館の電子図書館 | 無料でオーディオブックを借りられる自治体がある |
| オーディオブックの無料体験 | Audible 30日・audiobook.jp 14日(執筆時点)。自動更新に注意 |
| ラジオの聴き逃し・ポッドキャスト | 朗読や本を紹介する番組を無料で聞ける |
まずは無料の方法で耳から本を楽しみ、自分に合うスタイルを見つけてください。
スマホで無料で本を読めるアプリは読書アプリの無料おすすめ|著作権切れの名作や聴く読書を無料で楽しむでも紹介しています。

