読書ノートを始めようとノートを開いたものの、どんな順番で何を書けばいいのか分からず、1ページ目で手が止まってしまった経験はありませんか?
この記事では、読書ノートの書き方を、準備から書き終えるまでの5つのステップと、小説・ビジネス書それぞれの見本に分けて解説します。
読み終えるころには、次に読み終えた本を10分ほどで1冊分のページにまとめられるようになり、無理なく続けられる自分の書き方が見つかります。
読書ノートでどんなことができるのかは読書ノートとは?書く項目と続けるコツ|読書記録ノートとの違いで紹介しています。
読書ノートの書き方は「基本情報→引用→感想→行動」の順が簡単

読書ノートは、書名などの基本情報、心に残った言葉、感想、次にやることの順に書くと、迷わずに1冊分をまとめられます。
この順番にしておくと、事実(本に書いてあったこと)と、自分の考えが混ざらずに残ります。
あとから見返したときも、上から読むだけで「どんな本で、自分は何を感じ、何をしようと思ったか」が分かります。
書く量の目安は、1冊あたり5〜10行です。
最初からたくさん書こうとせず、まずはこの型で数冊書いてみて、書きたいことが増えたら行を足していきましょう。

読書ノートの作り方と書き方|5つのステップ

読書ノートの作り方から、1冊分を書き終えるまでの流れを順番に見ていきます。
ステップ1:ノートと書く場所を決める
ノートは普段使っているもので十分です。
1ページ目に「読書ノート」と書き、次のページから本を書いていきます。
最後の数ページを空けておき、読んだ本の番号と書名を並べる目次にすると、何冊目に何を読んだかをすぐに探せます。
ステップ2:読みながら付箋か鉛筆で印をつける
読んでいる途中で気になった言葉があったら、付箋を貼るか、ページの端に小さく印をつけておきます。
図書館の本は書き込みができないので、付箋を使いましょう。
読み終えてから印のあるページだけを見直せば、引用したい場所をすぐに見つけられます。
ステップ3:基本情報を書く
書名、著者名、読み終えた日を書きます。
出版社やページ数、ジャンルは、書きたい人だけ足せば大丈夫です。
ステップ4:心に残った言葉と感想を書く
付箋を貼った中から、特に残したい言葉を1〜3つ選んで書き写し、ページ数を添えます。
その下に、なぜその言葉が気になったのか、読んでどう感じたのかを1〜3行で書きます。
「おもしろかった」だけで終わらせず、「どこが」「なぜ」を一言足すと、あとで読み返したときの手がかりになります。
ステップ5:次にやること・読みたい本を書く
最後に、本を読んで試してみたいことや、次に読みたい関連の本を書きます。
「次にやること」まで書くと、読書ノートが感想の記録で終わらず、生活や仕事に生かす手がかりになります。
5つのステップにかかる時間は、慣れれば1冊10分ほどです。
付箋を貼る段階で「残したい」と思う箇所をしぼっておくと、書き写す時間が短くなり、感想を考える時間を多くとれます。
読み終えてすぐ書けないときは、書名と日付だけ先に書いておき、感想は翌日までに足すと決めておくと書き忘れを防げます。
小説の読書ノートの書き方と見本

小説は、筋書きを長く書くより、自分の心が動いた場面を中心に書くのがコツです。
あらすじは3行までにする
あらすじを細かく書くと時間がかかり、それだけで疲れてしまいます。
「誰が、どんな状況で、どうなる話か」を3行以内にまとめ、結末を書くかどうかは自分で決めておきましょう。
好きな場面と登場人物を書く
印象に残った場面、好きな登場人物、その人物に共感した理由を書くと、小説ならではの読書ノートになります。
下は、著作権の切れた名作『走れメロス』(太宰治)で書いた場合の見本です。

ビジネス書・実用書の読書ノートのまとめ方

ビジネス書や実用書は、あとで使うことを前提にまとめると役に立つノートになります。
要点を3つにしぼる
本全体を要約しようとせず、「この本でいちばん大事だと思ったこと」を3つまでにしぼって書きます。
目次を見ながら章ごとに一言ずつまとめる方法もあります。
自分の言葉で書き直す
本の文章をそのまま写すだけでなく、自分の仕事や生活に当てはめた言葉で書き直すと、内容を理解しているかどうかを確かめられます。
書き直せないところは、もう一度そのページを読み返すきっかけにもなります。
行動を1つだけ決める
「明日から試すこと」を1つだけ決めて書きます。
たくさん書くと結局どれもやらずに終わるので、1つにしぼるのがポイントです。

読書ノートを簡単に続けるための書き方のコツ

書き方を決めても、手間がかかりすぎると続きません。
全部の本を書かなくていい
読んだ本すべてを丁寧に書く必要はありません。
印象の薄かった本は書名と日付だけにして、心に残った本だけくわしく書くと、負担がぐっと減ります。
きれいに書こうとしない
色ペンやイラストで飾るのは楽しい反面、時間がかかります。
読書ノートは人に見せるものではないので、読める字で書けていれば十分です。
書く時間を決める
本を読み終えたその日、寝る前の10分など、書く時間を決めておくと習慣になりやすくなります。
よくある質問

読書ノートは1冊に何ページ使う?
決まりはありませんが、最初は1冊半ページから1ページくらいが続けやすい量です。
心に残った本だけ見開きで書くなど、本によって分量を変えてかまいません。
読書ノートに感想が書けないときは?
「いちばん覚えている場面」と「それを読んだときの気持ち」を一言ずつ書いてみてください。
感想は長い文章でなくても、「この一文で泣きそうになった」だけで十分です。
読書記録ノートの書き方と何が違う?
読書記録ノートは、書名・著者・読了日を一覧にしていくのが基本で、1冊1行でも成り立ちます。
読書ノートは、そこに引用や感想、行動まで加えるので、1冊あたりの分量が多くなります。
読んでいる途中で書いてもいい?
書いてかまいません。
長い本や難しい本は、章ごとに一言ずつまとめておくと、読み終えたときに全体を思い出しやすくなります。
引用はどのくらい書き写していい?
自分だけが見るノートに書き写すのは問題ありません。
ただし、ブログやSNSに載せるときは、引用の範囲を必要な部分だけにして、書名と著者名を添えましょう。
読書ノートのまとめ方で迷ったら?
「この本を一言で言うと何か」を最初に書いてみてください。
一言が決まると、引用や感想もその一言に関係するものを選べばよくなり、まとめる方向がはっきりします。
手書きとパソコン、どちらがいい?
続けやすいほうを選ぶのがいちばんです。
手書きは書くことで考えが整理しやすく、パソコンやスマホは検索や並べ替えがしやすいという違いがあります。
まとめ:読書ノートの書き方は4つの順番で

| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 書く順番は? | 基本情報→心に残った言葉→感想→次にやること |
| 1冊の分量は? | 5〜10行、半ページ〜1ページが目安 |
| 小説のコツは? | あらすじは3行まで。好きな場面と登場人物を書く |
| ビジネス書のコツは? | 要点を3つにしぼり、行動を1つ決める |
| 続けるコツは? | 全部の本を書かない・きれいに書かない・時間を決める |
次に読み終えた本で、まずは上の4つの順番どおりに書いてみてください。
読書の記録全体の選び方は読書記録のつけ方まとめ|ノート・アプリ・読書通帳・リストの使い分けで紹介しています。

