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読書は意味ない?時間の無駄と言われる理由と反論|読書は必要か

読書は意味ない?時間の無駄と言われる理由と反論|読書は必要か 読書の効果・メリット
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「読書は意味ない」「本を読むのは時間の無駄」という意見を見かけて、忙しい中で本を読み続ける必要があるのか、それとも読書はやめてもいいのか、迷っていませんか?

この記事では、読書は意味ないと言われる理由と、それに対する反論、読書が必要かどうかを自分で判断するための考え方を、データを交えて解説します。

読み終えるころには、周りの意見に振り回されずに、自分にとって読書が必要かどうかを決められるようになり、読むならどう読めばいいかも分かります。

読書は意味ない?時間の無駄になるのは「目的のない読み方」のとき

読書は意味ない?時間の無駄になるのは「目的のない読み方」のとき

読書そのものが意味ないわけではなく、読んだ内容をまったく振り返らず、目的もなく流し読みしたときに「時間の無駄だった」と感じやすくなります。

読書の効果は、一冊読んだだけで目に見えて現れるものではありません。

そのため、すぐに成果が見えないことを理由に「意味がない」と感じる人が多いのです。

一方で、読書をしなくても毎日を楽しく送っている人もたくさんいます。

読書は「しなければいけないもの」ではなく、自分にとって役立つかどうかで選んでいい活動です。

そのうえで、読むなら意味のある時間にする方法があります。

読書は意味ないと言われる4つの理由と考え方
読書は意味ないと言われる4つの理由と考え方

読書や小説は時間の無駄と言われる4つの理由

読書は時間の無駄と言われる4つの理由

「読書 意味ない」「読書 やめとけ」と言われる背景には、いくつかのもっともな理由があります。

理由1:効果がすぐに見えない

本を読んでも、次の日から仕事の成果が上がったり、成績が急に伸びたりすることはほとんどありません。

読書で得られる語彙や考え方は少しずつ積み重なるものなので、短い期間で比べると「読んでも変わらない」と感じやすくなります。

理由2:読んだ内容を忘れてしまう

一度読んだだけの本の内容は、時間がたつとかなりの部分を忘れてしまいます。

「どうせ忘れるなら読んでも無駄」と考えて、読書をやめた人も少なくありません。

理由3:ネットや動画のほうが早く情報が手に入る

知りたいことは検索すればすぐに答えが出てきますし、動画なら短い時間で要点をつかめます。

文化庁の令和5年度「国語に関する世論調査」でも、読書量が減っていると答えた人に理由を聞くと、「情報機器で時間が取られる」が43.6%でいちばん多く、「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」が38.9%で続きました。

理由4:自分に合わない本を無理に読んでいる

話題の本や、人にすすめられた難しい本を義務のように読んでいると、内容が頭に入らず、苦痛な時間になりがちです。

このような読み方が続くと、「読書は時間の無駄」という気持ちが強くなります。

「読書は意味ない」への反論|読書でしか得にくいもの

「読書は意味ない」への反論|読書でしか得にくいもの

読書に意味がないと感じる理由には納得できる部分もありますが、読書にはほかの方法では得にくい良さもあります。

一つのテーマを筋道立てて理解できる

ネットの情報は、知りたい答えだけを切り取って手に入れるのに向いています。

本は、著者が一つのテーマについて、背景から結論までを順番に説明しているので、断片ではなくつながった知識として理解できます。

言葉と考える力が育つ

本には、ふだんの会話では出てこない言葉や言い回しがたくさん出てきます。

読書量と語彙・読解力の関係は研究でも調べられていて、よく読む人ほど語彙が多い傾向があります(くわしくは読書で語彙力は上がる?研究とデータで見る関係|読解力が伸びる読み方で紹介しています)。

自分とは違う人生を体験できる

小説やノンフィクションを読むと、時代や国、立場の違う人の考え方に触れられます。

自分だけの経験では出会えない考え方を知ることで、物事を別の角度から見るきっかけになります。

読書の価値は、すぐに役立つ答えよりも、考えるための材料と言葉が少しずつ増えていくことにあります。

小説を読むのは時間の無駄?

小説を読むことは時間の無駄ではなく、楽しむための時間として十分に意味があります。

「小説は役に立たない」と言われるのは、ビジネス書のようにすぐ使える知識が書かれていないからです。

ただ、映画や音楽を楽しむ時間を無駄と言わないのと同じで、物語を楽しむこと自体が小説を読む目的になります。

登場人物の気持ちを追いかけるうちに、言葉や表現に触れる量も自然に増えていきます。

読んでいて楽しくない小説を最後まで読み切ろうとするときは、途中でやめて別の本に替えるほうが時間を有効に使えます。

あわせて読みたい:読書の効果と脳の関係|前頭葉・ドーパミン・右脳左脳の話を研究で検証

読書は必要か?教科書でも取り上げられた問い

読書は必要か?教科書でも取り上げられた問い

「読書は必要か」という問いは、高校の国語の授業でも取り上げられています。

大学生の投稿と穂村弘さんの答え

桐原書店の高校国語の教科書(現代の国語)には、「読書は必要か?」という教材が載っています。

2017年に新聞に寄せられた「読書はしないといけないのか」という大学生の投稿と、それに対する歌人・穂村弘さんの文章を読み比べる構成です。

穂村さんは、読書を楽器やスポーツのような趣味の一つと考えることにも一理あるとしながら、読書が言葉と深く結びついていることに触れ、読書を人生の「選択科目」のように扱う風潮への不安を述べています。

教科書に載っているのは、読書が必要かどうかに正解があるからではなく、自分の考えを持つための題材になるからです。

本を読む人は減っている

文化庁の令和5年度の調査では、1か月に本を1冊も読まない人が62.6%で、平成30年度の47.3%から大きく増えました。

全国大学生協連の第61回学生生活実態調査(2025年秋に実施)でも、大学生の読書時間は2022年をピークに短くなっていて、本を読む学生の1日の平均も56分と1時間を割ったと報告されています。

読書をするかどうかは自由ですが、読む人が減っているからこそ、本から得た知識や言葉は、ほかの人との違いになりやすいとも言えます。

年代別の読書率や学校での読書調査のデータは学校読書調査とは?最新結果と読書率・読書人口の年代別データでまとめています。

本を読む人が減っていることを示す調査
本を読む人が減っていることを示す調査

読書をしない人はつまらない?やめた人が知っておきたいこと

読書をしない人はつまらない?やめた人が知っておきたいこと

「読書しない人はつまらない」という声を見かけることもありますが、これは言いすぎです。

本を読まない=つまらない人ではない

人の面白さは、仕事や趣味、人との関わりなど、さまざまな経験から生まれます。

読書はその中の一つにすぎず、本を読まないからといって、その人の価値が下がるわけではありません。

反対に、本をたくさん読んでいても、読んだ知識を人に押しつけると、周りからは煙たがられてしまいます。

読書をやめたあと、また読みたくなったら

忙しさや気持ちの変化で読書をやめる時期があっても、まったく問題ありません。

また読みたくなったら、薄い本やエッセイ、好きなジャンルの小説など、気軽に読める一冊から始めれば十分です。

読書を時間の無駄にしない読み方

読書を時間の無駄にしない読み方

読書を意味のある時間にするには、読み方を少し工夫するのがいちばんの近道です。

読む目的を一つだけ決める

「仕事の企画のヒントを探す」「寝る前に気分を切り替える」など、読む理由を一つ決めると、本の選び方も読み方も変わります。

目的に合わない本は、途中でやめてもかまいません。

読んだら一行だけ書き残す

読み終えたら、心に残った一文と、それについて思ったことを一行だけメモします。

書くことで内容を思い出すきっかけが生まれ、「読んだのに何も残らない」という感覚が減ります。

全部を読もうとしない

実用書やビジネス書は、目次を見て必要な章だけ読むのも立派な読み方です。

最後まで読み切ることより、一冊から一つでも持ち帰れるものがあるかどうかが、読書を無駄にしないための基準です。

読書にどんな効果があるのかは読書の効果|研究で分かっている読書の良さと根拠が弱い話でくわしく紹介しています。

読書を時間の無駄にしない3つの読み方
読書を時間の無駄にしない3つの読み方

よくある質問

よくある質問

読書は意味ないって本当?

読書そのものに意味がないわけではありませんが、目的がなく内容を振り返らない読み方だと、得られるものを実感しにくくなります。

読む目的を決めて、読んだあとに一言だけ書き残すと、読書の意味を感じやすくなります。

読書は時間の無駄だからやめとけと言われたら?

自分が読書を楽しめていて、何かしら得ているものがあるなら、続けてかまいません。

反対に、苦痛なだけなら一度やめて、読みたくなったときに再開するのも一つの選択です。

ネットや動画があれば本はいらない?

すぐに答えがほしいときは、ネットや動画のほうが便利です。

ただ、一つのテーマを深く理解したいときや、自分で考える材料がほしいときは、筋道立てて書かれた本が向いています。

読んだ内容を忘れるなら読書は無駄?

内容の多くを忘れても、そのときに考えたことや出会った言葉は少しずつ積み重なっていきます。

忘れたくない本は、メモを残したり、人に話したりすると記憶に残りやすくなります。

読書は必要か?という教科書の文章は誰が書いた?

桐原書店の高校国語の教科書に載っている「読書は必要か?」は、大学生の新聞投稿と、それに答えた歌人・穂村弘さんの文章で構成されています。

読書を趣味の一つと見る考え方にも触れながら、読書と言葉のつながりについて考える教材です。

本を読まない人はつまらない人?

そんなことはありません。

人の面白さは読書だけで決まるものではなく、読書は数ある経験の一つにすぎません。

まとめ:読書は「読み方」で意味のある時間になる

まとめ:読書は「読み方」で意味のある時間になる

読書は意味ないと言われる理由と、その答えを振り返ります。

よく聞く意見 考え方
読書は時間の無駄 目的のない流し読みだと無駄に感じやすい。目的を一つ決めると変わる
読んでも忘れる 一行メモや人に話すことで残りやすくなる
ネットで十分 早く答えがほしいならネット、深く理解したいなら本
読書は必要か 必須ではないが、言葉と考える材料が増える
読まない人はつまらない 言いすぎ。読書は経験の一つにすぎない

読書をするかどうかは、自分で決めてかまいません。

読むと決めたなら、目的を一つだけ持って、気軽に一冊を手に取ってみてください。

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