PR

読書感想文の書き方【小学生3年生】構成と例文|書き出しのコツ

読書感想文の書き方【小学生3年生】構成と例文|書き出しのコツ 読書感想文の書き方・おすすめ本
記事内に広告が含まれています。

小学3年生になって読書感想文の宿題が出たものの、「何から書けばいいの?」「あらすじばかりになってしまう」と、子どもも親も手が止まっていませんか?

この記事では、小学生3年生の読書感想文の書き方を、字数の目安・書く前の準備・構成・書き出しの例・オリジナルの例文の順に解説します。

読み終えるころには、3年生の子どもが自分の言葉で原稿用紙3枚ほどの感想文を書き上げるまでの道すじが分かり、親がどこまで手伝えばいいかも判断できるようになります。

小学生3年生の読書感想文の書き方は「心が動いた場面+自分の体験」

小学生3年生の読書感想文の書き方は「心が動いた場面+自分の体験」

小学3年生の読書感想文は、いちばん心が動いた場面を1つ選び、そこで思ったことと自分の体験をつなげて書けば形になります。

低学年のころは「おもしろかった」「かわいそうだった」という一言の感想でも十分でした。

3年生からは、「なぜそう思ったのか」を自分の生活と結びつけて書けるかどうかが、読み手に伝わる感想文になるかの分かれ目です。

あらすじは、選んだ場面が分かる程度に短くまとめます。

本の内容を説明する文より、自分の気持ちを書く文のほうが多くなるように意識すると、3年生らしい感想文になります。

3年生の読書感想文の書き方4ステップ
3年生の読書感想文の書き方4ステップ

3年生の読書感想文の字数と原稿用紙の枚数

3年生の読書感想文の字数と原稿用紙の枚数

字数は、まず学校から配られたプリントの指定を確認します。

指定が特にない場合の目安として、全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催する青少年読書感想文全国コンクールの決まりが参考になります。

コンクールでは3・4年生は1,200字以内

第72回(2026年度)の応募要項では、小学校中学年(3・4年生)の部は本文1,200字以内と決められています。

400字詰めの原稿用紙なら3枚分です。

題名・学校名・氏名は字数に数えず、句読点は1字、改行で空いたマスも字数に数えるルールです。

コンクールの公式Q&Aでも「規定の字数をなるべくいっぱいに使って」と呼びかけているので、3枚目の半分以上まで書けるとよいでしょう。

原稿用紙の使い方で気をつけること

3年生で間違えやすいのは、段落の書き始めを1マス空けることと、句読点を行のいちばん上に書かないことです。

句読点が行の頭に来てしまうときは、前の行の最後のマスに文字と一緒に入れます。

会話や本の文章を書き写すときは「 」でくくり、本の文と一字一句同じに書きます。

小学3年生の読書感想文を書く前の準備

小学3年生の読書感想文を書く前の準備

3年生の読書感想文は、原稿用紙に向かう前の準備で8割が決まると言っても言いすぎではありません。

本は「主人公が同じくらいの年の話」を選ぶ

主人公が自分と近い年齢だったり、学校や家族の話だったりする本は、自分の体験と比べやすく、感想が出てきやすくなります。

コンクールに応募する場合は、課題図書か、自分で選んだ本(自由読書)のどちらかで書きます。

自由読書では教科書や雑誌は対象外で、電子書籍も応募できないので、紙の本を選びましょう。

読みながら付せんをはる

「びっくりした」「かわいそう」「ぼくならこうする」と思ったページに付せんをはりながら読みます。

付せんに一言メモを書いておくと、あとで感想を思い出すのがぐっと楽になります。

親子で3つの質問をする

読み終えたら、親が聞き役になって「いちばん心に残った場面は?」「どうしてそう思った?」「自分にも似たことはあった?」の3つを聞いてみてください。

子どもが答えた言葉を、そのままメモしておきます。

親が文章を考えて書かせるのではなく、子どもの言葉を引き出してメモするところまでが手伝いの線引きです。

感想を引き出す親子の3つの質問
感想を引き出す親子の3つの質問

あわせて読みたい:読書感想文の書き方【小学生・6年生】|意見の書き方と1,200字の例文

3年生の読書感想文の構成と書き出しの例

3年生の読書感想文の構成と書き出しの例

メモがそろったら、「はじめ・なか・おわり」の3つに分けて並べます。

はじめ・なか・おわりの分け方

1,200字で書くなら、はじめに200字、なかに800字、おわりに200字くらいが目安です。

はじめには本を選んだ理由か読み終えたときの気持ちを、なかには心に残った場面と思ったこと・自分の体験を、おわりにはこれからどうしたいかを書きます。

書き出しは4つの型から選ぶ

書き出しに迷ったら、次のどれかの型を使うと書き始めやすくなります。

  • 気持ちから始める:「読み終わったとき、ぼくはむねがぽかぽかしました。

    」

  • 会話から始める:本の中の心に残ったせりふを「 」で書く
  • 本を選んだ理由から始める:「表紙の絵がかわいくて、この本を選びました。

    」

  • 問いかけから始める:「もしも自分が主人公だったら、どうしただろう。

    」

「ぼくは〇〇という本を読みました。

」という書き出しは、まちがいではありませんが、どの感想文とも同じになりやすいので、ほかの型も試してみてください。

下書きを声に出して読んでから清書する

いきなり原稿用紙に書くと、消しゴムで何度も消すことになり、書くのが苦手な子ほど疲れてしまいます。

まずはメモ用紙やノートに下書きをして、声に出して読み、つまったところや同じ言葉が続くところを直してから清書しましょう。

学年ごとの違いは読書感想文の書き方【小学生】|学年別のポイントと短い例文でまとめています。

1,200字の読書感想文の構成の目安
1,200字の読書感想文の構成の目安

小学3年生の読書感想文の例文

小学3年生の読書感想文の例文

新美南吉の童話『手袋を買いに』を読んだという設定で、3年生向けの例文を書きました。

この記事のために作ったオリジナルの文章で、実際の入賞作品ではありません。

そのまま写すのではなく、段落の分け方や、場面と自分の体験のつなげ方を参考にしてください。

題名「まちがえた手と、やさしい帽子屋さん」

読み終わったとき、わたしはほっとして、大きく息をはきました。

子ぎつねが、お母さんに「出しちゃいけない」と言われたきつねの手を、帽子屋さんに出してしまったからです。

子ぎつねは、雪で冷たくなった手のために、一人で町へ手袋を買いに行きます。

お母さんぎつねは、人間はこわいものだと教えて、片方の手を人間の手に変えてくれました。

でも子ぎつねは、戸のすきまから出る光がまぶしくて、まちがった方の手を出してしまいます。

わたしはこの場面で、つかまってしまうのではないかと、どきどきしました。

けれど帽子屋さんは、お金が本物だと分かると、ちゃんと手袋を売ってくれました。

わたしは、帽子屋さんは子ぎつねだと気づいていたのに、どうしておこらなかったのだろうと考えました。

きっと、子ぎつねがすなおにお金をわたしたからだと思います。

わたしにも、にたことがあります。

二年生のとき、図書館の本をやぶってしまって、かくそうか迷いました。

でも正直に言ったら、司書の先生は「言ってくれてありがとう」と言ってくれました。

こわいと思っていたことが、正直に向き合うとこわくなかったのです。

お話の最後で、お母さんぎつねは「ほんとうに人間はいいものかしら」とつぶやきます。

わたしは、人間にもいろいろな人がいるから、お母さんがまよう気持ちも分かります。

これからは、会ったことのない人をこわがるだけでなく、自分の目で見て考えられる人になりたいです。

この例文は、はじめに気持ち、なかに場面と「どうして?」の考え、自分の体験、おわりにこれからのことを書いています。

本の中の出来事と自分の体験を1つつなげるだけで、3年生の感想文はぐっと自分らしくなります。

次の学年でどう変わるかは読書感想文の書き方【小学生・4年生】|1,200字の例文と書き出しのコツで紹介しています。

よくある質問

よくある質問

3年生の読書感想文は原稿用紙何枚書けばいい?

学校の指定がいちばん優先です。

指定がなければ、コンクールの中学年の部と同じ1,200字以内、原稿用紙3枚までを目安にするとよいでしょう。

3年生の読書感想文で本は何を選べばいい?

主人公が同じくらいの年の話や、動物・家族・友だちが出てくる話は、自分の体験と比べやすく書きやすい本です。

ページ数よりも、読み終えて「だれかに話したい」と思えたかどうかで選ぶのがおすすめです。

感想が「おもしろかった」しか出てこないときは?

「どの場面が?」「どうして?」と2回聞き返すと、理由の言葉が出てきます。

その答えをそのまま文にすれば、一言の感想が3〜4文にふくらみます。

あらすじはどのくらい書いていい?

あらすじは全体の2割くらいまでにして、選んだ場面が分かる程度にとどめます。

あらすじが長くなると、自分の気持ちを書く場所が足りなくなるからです。

3年生の読書感想文は親が手伝ってもいい?

本を一緒に読んだり、質問して言葉を引き出したりする手伝いは問題ありません。

ただし、親が考えた文を書かせると、子どもの感想文ではなくなってしまうので、文章そのものは子どもの言葉で書かせましょう。

中学3年生の読書感想文も同じ書き方でいい?

心が動いた場面と自分の体験をつなげるという基本は同じですが、中学生は2,000字程度が目安になり、本から考えたことを社会や将来に広げる深さが求められます。

中学生向けの書き方は読書感想文の書き方【中学生】|原稿用紙5枚の構成と簡単に書くコツで解説しています。

まとめ:3年生の読書感想文は場面を1つにしぼって書く

まとめ:3年生の読書感想文は場面を1つにしぼって書く

小学3年生の読書感想文の書き方をふり返ります。

知りたいこと 答え
字数の目安 学校の指定が優先。コンクールの中学年の部は1,200字以内(原稿用紙3枚)
本の選び方 主人公が同じくらいの年・自分の体験と比べやすい本
書く前の準備 付せん→親子で3つの質問→メモ
構成 はじめ200字・なか800字・おわり200字が目安
書き出し 気持ち・会話・選んだ理由・問いかけの4つの型

場面を1つにしぼって、「どうして?」と自分の体験を書き足していけば、3年生でも原稿用紙3枚は十分に書けます。

読書感想文の全体の流れは読書感想文の書き方|構成・書き出し・原稿用紙のルールを5ステップでも参考にしてください。

次に読む:読書感想文の書き方まとめ|学年別の字数・構成・本の選び方

タイトルとURLをコピーしました