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学校読書調査とは?最新結果と読書率・読書人口の年代別データ

学校読書調査とは?最新結果と読書率・読書人口の年代別データ 読書の効果・メリット
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子どもがどのくらい本を読んでいるのか、日本人の読書率は年代別にどう違うのかを調べていて、「学校読書調査」という言葉にたどり着いたものの、どんな調査で、最新の結果はどうなっているのか分からずにいませんか?

この記事では、学校読書調査とは何かと最新の結果、過去からの推移の見方に加えて、大人の読書率・読書人口を年代別に示す文化庁の調査や、文部科学省の読書に関する調査もまとめて解説します。

読み終えるころには、子どもと大人の読書の実態を出典つきの数字で説明できるようになり、目的に合った調査を選んで使えるようになります。

学校読書調査とは?全国の小中高生の読書量を毎年調べる調査

学校読書調査とは?全国の小中高生の読書量を毎年調べる調査

学校読書調査とは、全国学校図書館協議会(全国SLA)が毎年行っている、全国の小学生・中学生・高校生の読書の状況を調べる調査です。

毎年、5月の1か月間に読んだ本の冊数と雑誌の冊数を尋ね、平均読書冊数と、1冊も読まなかった「不読者」の割合を公表しています。

第66回までは全国SLAと毎日新聞社の共催で、第67回からは全国SLAが単独で実施しています。

新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は調査が中止されました。

項目 内容(第70回・2025年)
実施者 全国学校図書館協議会
時期 2025年6月第1・2週
対象 小学4〜6年生3,354人・中学生4,440人・高校生4,238人
毎年の質問 5月1か月間に読んだ本・雑誌の冊数
学校読書調査の概要
学校読書調査の概要

学校読書調査の最新結果(第70回・2025年)

学校読書調査の最新結果(第70回・2025年)

平均読書冊数

2025年5月の1か月間の平均読書冊数は、小学生12.1冊、中学生3.9冊、高校生1.4冊でした。

小学生は、2024年に過去最高の13.8冊を記録したあと1.7冊減り、コロナ禍の2021年の12.7冊も下回りました。

中学生と高校生は、2023年を最高に減り続けています。

不読率(1冊も読まなかった子の割合)

不読率は、小学生9.6%、中学生24.2%、高校生55.7%で、すべての校種で前の年より上がりました。

小学生は2003年以降で初めて9%を超え、中学生も2005年の24.6%に迫る水準です。

学校段階が上がるほど読む冊数が減り、不読率が上がるという傾向は、毎年の調査で共通しています。

高校生になると、半数以上が1か月に1冊も本を読んでいない計算になります。

年ごとに加わる特設の質問

第70回では、「電子書籍の読書経験」「ネットなどで得た情報の正しさをどう確かめているか」「どんなときに本を読みたくなるか」などが特設の質問として加えられました。

全項目の結果と分析は、全国SLAの機関誌『学校図書館』2025年11月号に掲載されています。

調査結果を使うときの注意

学校読書調査は、全国の子ども全員を調べる調査ではなく、小学校と中学校は都市の規模別、高校は学科別にサンプル校を選び、各学年1クラスで行う抽出調査です。

また、数えているのは「5月の1か月間」に読んだ本の冊数で、夏休みや読書週間のある秋の読書量とは違う可能性があります。

子どもの読書を語るときは、この条件を添えて数字を使うと正確に伝わります。

第70回学校読書調査の結果
第70回学校読書調査の結果

学校読書調査の推移と読書ブームの見方

学校読書調査の推移と読書ブームの見方

全国SLAの公式サイトでは、1995年の第41回から2025年の第70回まで、31年分の平均読書冊数と不読率の推移がグラフで公開されています。

子どもの読書は「減った」だけではない

小学生の平均読書冊数は2024年に過去最高を記録していて、子どもの読書は長い目で見るとずっと減り続けてきたわけではありません。

その一方で、2025年は小中高すべてで不読率が上がり、2000年代の読書離れの時期に近い値に戻りつつあります。

「読書ブーム」はデータでは見えにくい

話題の本がヒットして「読書ブーム」と言われることはありますが、大人の読書率を示す文化庁の調査では、1か月に1冊も読まない人の割合はむしろ増えています。

一部の本のヒットと、国民全体の読書率は別のものとして見る必要があります。

あわせて読みたい:「読書する女」はルノワールの名画と映画|読書する女性・男性の印象

日本人の読書率・読書人口の年代別データ

日本人の読書率・読書人口の年代別データ

大人の読書率を知るには、文化庁の「国語に関する世論調査」が基本の資料です。

1か月に1冊以上読む人は36.9%

令和5年度の調査では、16歳以上で1か月に1冊以上本を読む人の割合は36.9%、読まない人は62.6%でした。

ここでいう本は電子書籍を含み、雑誌と漫画は除いています。

よく本を読む人に多い性格や共通点は、読書好きな人の特徴でまとめています。

調査の対象は全国の16歳以上6,000人で、3,559人が郵送で回答しました。

年代別の読書率

年代 1か月に1冊以上読む人
16〜19歳 33.7%
20〜29歳 34.9%
30〜39歳 35.0%
40〜49歳 38.3%
50〜59歳 37.0%
60〜69歳 39.6%
70歳以上 35.7%

文化庁は、年齢別では読書率に余り差は見られないとしていて、どの年代でもおよそ3人に1人強が月に1冊以上本を読んでいる計算です。

文部科学省の読書に関する調査

文部科学省の読書に関する調査

全国学力・学習状況調査の読書の質問

文部科学省と国立教育政策研究所の全国学力・学習状況調査では、小学6年生と中学3年生の全員に、平日の読書時間や読書が好きかどうかを尋ねています。

令和7年度は、平日に読書を全くしない子が小学生29.0%、中学生41.6%で、読書が好きな子ほど各教科の正答率が高い傾向があると報告されています。

子供の読書活動の推進に関する調査研究

文部科学省は、子どもの読書活動の推進に役立てるための調査研究も年度ごとに行い、報告書を公式サイトで公開しています。

学校図書館や電子図書館の活用など、テーマは年度ごとに変わります。

年代別の読書率
年代別の読書率

よくある質問

よくある質問

学校読書調査は誰が行っている?

全国学校図書館協議会(全国SLA)が行っています。

第66回までは毎日新聞社との共催でした。

学校読書調査の結果はどこで見られる?

全国SLAの公式サイトの「学校読書調査の結果」のページで、最新の結果と31年分の推移が見られます。

全項目の結果は機関誌『学校図書館』に掲載されています。

日本人の読書率はどのくらい?

文化庁の令和5年度の調査では、1か月に1冊以上本を読む16歳以上の人は36.9%です。

年代による大きな差はありません。

読書率と不読率の違いは?

一般に、読書率は本を読んでいる人の割合、不読率は本を1冊も読んでいない人の割合を指します。

学校読書調査では5月1か月間、文化庁の調査では1か月に何冊読むかを基準にしているので、比べるときは期間と条件をそろえましょう。

学校読書調査は電子書籍も数える?

第70回では、電子書籍の読書経験が特設の質問として尋ねられています。

冊数の数え方の細かい条件は、機関誌に掲載された調査の説明で確認するのが確実です。

まとめ:学校読書調査と文化庁の調査で読書の実態が分かる

まとめ:学校読書調査と文化庁の調査で読書の実態が分かる

読書に関する調査を振り返ります。

調査 分かること 最新の数字
学校読書調査(全国SLA) 小中高生の冊数と不読率 高校生の不読率55.7%(2025年)
国語に関する世論調査(文化庁) 大人の読書率・年代別 月1冊以上36.9%(令和5年度)
全国学力・学習状況調査(文部科学省) 読書時間と学力の関係 読書を全くしない小6 29.0%(令和7年度)

子どもの読書は学校読書調査、大人の読書は文化庁の調査と、目的に合わせて使い分けましょう。

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